#261自分でできる!寿命を長持ちさせるスキー板のメンテナンス方法
1.スキー板はどのくらい長持ちするの?
スキー板を買う時や使っている時にやはり気になるのが「スキー板の寿命」です。自分が使っているスキー板が、後どのくらい使えるのか、新しいものを買う時にどのくらいスキー板を使えるのか、はスキーを楽しむ方にとって大事なことではないでしょうか。
寿命を縮める一番の原因は「錆び」です。錆びついたスキー板をそのまま使っていると、どんどん錆びが進行し、錆びが取れなくなってしまいます。それだけではなく、錆びているスキー板で手を切ってしまうと、破傷風になる可能性も出てきます。 日ごろからしっかりとメンテナンスを行っておけば、お気に入りのスキー板を10年以上使い続けることも可能です。正しいスキー板のメンテナンス方法を覚えて、シーズンを通してスキーを楽しめるようにしておきましょう。
2.自分でできる!スキー板のメンテナンス方法
スキー板は自分でメンテナンスすることが可能です。ソールのフラット出しやエッジの研磨など、専門的なメンテナンスはチューンアップショップに持っていき専門家に見てもらう必要がありますが、使用後にワックスを使いメンテナンスする程度なら、誰でも簡単に行えます。
ワックスがけの方法
まずは、簡単なワックスがけの方法を紹介していきます。スキー板をしまう時には、水滴をタオルでふき取っていきます。必ずスキー板とビンディングの水滴はしっかりと取るようにしてください。
次にテーブルを使ってスキー板を固定し、ワックスをかけていきます。ブレーキの部分は、スキーバンドや輪ゴムを使いしっかりと固定しておくことが大事です。
汚れはブラシやリムーバーでしっかり落とす
スキー板のソール部分の汚れは、ブラシやリムーバーを使い落としていきましょう。スキーが終わった後のソールは、予想以上に汚れています。ここでしっかりと汚れを落としておかないと、いくらワックスを塗ってもキレイに塗ることはできません。
リムーバーを使う場合は、しっかりとソールに塗りつけてからティッシュを使って傷を付けないように拭き取っていきます。ブラシを使う場合は、ソール部分の汚れをブラッシングしていき、濡れた布を使って拭き取っていきましょう。
ソールの汚れを落とす時には、リムーバーとブラシのどちらを使ってもいいので、しっかりと汚れを落とします。
ワックスには液体ワックスと固形ワックスがあります。液体ワックスを使う場合は、スポンジを使って全体に均一に伸ばせばOK。固形ワックスを使う場合は、スポンジではなくコルクを使ってソール全体に伸ばしていきましょう。
ソールの全体にワックスを均一に塗ったら、ブラッシングをかけて余ったワックスを取り除いていきます。ソールに余分なワックスが残っていると、汚れがそこに付いてしまうので注意しておきましょう。
3.本格的なワックスを塗りたい時にはホットワクシング
簡単なワックスがけのやり方を覚えたら、次の段階へ。ホットワクシングは、固形のワックスを温めてソール全体にキレイにワックスをかけていく方法です。
ソールの汚れをリムーバーとブラシを使って落としたら、次はアイロンを使って固形ワックスを溶かし、それをソールに垂らしていきます。アイロンの温度はワックスが溶ける程度にしておき、温度が高くなりすぎないように注意してください。
板に直接アイロンを当てないように注意
ワクシングペーパーをアイロンに貼り付けたら、その上から固形ワックスをワクシングペーパーに付けていきます。ワクシングペーパーを使わずに、スキー板に直接アイロンを当ててしまうと、スキー板を傷める原因になるので、ワクシングペーパーは必ず使うようにしてください。
アイロンをソール部分に当てて、垂らしたワックスを伸ばしながら全体に塗っていきます。この時、アイロンを同じ部分に当て続けてしまうとソールが傷んでしまうので、アイロンは動かし続けて、熱を同じ部分に当て続けないようにしましょう。ワックスを塗り終わったら、寒い場所で冷やさないようにして、常温でワックスが固まるまで置いておきます。
余分なワックスはしっかりと取り除いて ワックスを塗り終わったら、スキー板全体に付いている余分なワックスをスクレーパーで取り除きましょう。ソール部分の余分なワックスはナイロンブラシで丁寧に取り除き、仕上げは馬毛ブラシを使ってスキー板をキレイに仕上げます。
4.まとめ
スキー板はワックスを使いきちんとメンテナンスすることで、錆びの付かないキレイな状態で長持ちさせることができます。お気に入りの板を10年以上使うことができたら、素敵ですよね!