スポーツ・アウトドア用品のバイヤーズノート

#260正しい洗い方やメンテナンス方法は?スノーボードウェアは洗濯が大切

ゲレンデで寒さから身を守ってくれるスノーボードウェアですが、一日着ていると実はかなり汚れています。そこで今回は、スノーボードウェアを長く清潔にお使いいただくために、正しいメンテナンス方法をご紹介いたします。

1.スノーボードウェアは汚れている?

スノーボードを楽しんだ後、スノーボードウェアをそのまま片付けていませんか? 見た目はキレイなつもりでも雪で濡れていますし、外側だけじゃなく内側も汗で汚れています。ウェアを汚れたままにしておくと、雑菌が繁殖して「カビの発生」「悪臭」「撥水性の低下」が起きるということも…。

ほとんどのスノーボードウェアは、表面に撥水加工がなされていますが、擦れなどにより撥水加工が少しずつ落ちていきます。撥水性が低下してしまうと、そこに汚れが付着してしまい、少しずつ撥水性が低下していきます。撥水加工はクリーニングで頼まなければいけませんが、ウェアの汚れなら自分で洗濯することも可能です。

2.スノーボードウェアの洗い方

スノーボードウェアには自宅で洗濯できるものとできないものがあります。洗濯表示マークを確認すれば、水洗いが可能かどうかわかりますのでしっかりと確認しておきましょう。

水洗いから脱水までの流れ 水洗いが可能なウェアなら、洗い桶やバケツの中に常温の水を入れて中性洗剤を混ぜておきます。ウェアのジッパー部分は、しっかりと閉めてたたんでから空気を抜きます。空気をしっかりと抜いたらインナーを入れて、優しく押し洗いをしていきます。押し洗いをした後は、洗濯機で脱水をしていきましょう。
洗濯機で脱水が終わったら、キレイな水ですすぎをしていきます。
キレイな水ですすぐと、ウェアの汚れが少しずつ落ちるのがわかるはずです。汚れで水がにごらなくなるまで、水を変えながらすすぎを行いましょう。
すすぎが終わったら、ジッパーを開き脱水をしていきます。ウェアを脱水する時は、ウェアを手で押して水分を抜けば大丈夫です。十分に水分を出したら、ウェアの上にバスタオルを重ねて、水分を吸い取っていきましょう。

陰干しで乾燥 脱水が終わって水気がなくなったら、ウェアが型崩れしないように整え、乾かしていきます。ウェアを乾燥させる時は、陰干しで完全に乾くまで干します。しっかりと乾燥させないと、雑菌が繁殖して「カビ」「悪臭」の原因になるので、注意してください。

水洗いの注意点 洗濯機の脱水機能は一般衣類を対象としているため、スノーボードウェアを脱水機能にかけると壊してしまう可能性があります。できるだけ洗濯機で脱水をかけるのは止めましょう。
また、ウェアがなかなか乾かないからといって、暖房器具で乾かすのもNGです。素材によってはウェアを傷付けてしまいますし、変色してしまう場合があります。乾燥させる時には、乾くまで風通しの良いところで陰干ししてください。

3.洗濯したら撥水スプレーでメンテナンス

スノーボードウェアを洗濯した後は、撥水スプレーをかけてメンテナンスしていきましょう。撥水スプレーを使う時の注意点は、吸い込んでしまうと身体に悪影響があること。風通しの良い外で行なってください。

まず、外でウェアを吊るしてから撥水スプレーを全体に薄くかけていきます。ウェアから20cmほど離れた場所から、全体的にウェアが軽く濡れるくらいに撥水スプレーをかけていきましょう。撥水スプレーをかけ終わったら少し乾燥させて、もう一度撥水スプレーをかけていきます。5回ほど撥水スプレーをかけ終わったら、ウェアが完全に乾燥するまでそのまま外で吊るしておきましょう。

なお、スノーボードウェアの素材によっては、撥水スプレーによって変色・シミになる場合があります。
撥水スプレーを全体にかける前に、ウェアの目立たない部分にかけて変色しないか確認しておきましょう。

4.キレイに落ちない時はクリーニング

スノーボードウェアは防水性や撥水性が高いので、自宅で洗濯しても汚れが落ちにくいことがあります。また、洗濯機で洗濯した場合は、摩擦によってウェアが傷んでしまいますし、変色してしまうこともあります。さらに、防水性や撥水性が低下していくことも…。

汚れが乾いてウェアにこびりつくと、クリーニングに出しても落ちにくくなる場合があります。結果、汚れたままウェアを使い続けると、防水性や撥水性がどんどん弱くなっていきます。汚れがひどい時や自宅で洗濯できない時には、早めにクリーニングに出してキレイにしましょう。

5.スノーボードウェアの保管方法

スノーボードウェアは大きくてかさばりますが、無理やりクローゼットに押し込んだり、圧縮袋に入れたりすると、型崩れを起こして傷みが進む原因となります。保管する時には形を整えた後にハンガーにかけ、日光の当たらない温度の低い場所に保管しておきましょう。

6.まとめ

スノーボードウェアを正しくメンテナンスしないと、ウェアはすぐにダメになります。シーズン中であっても洗濯はできますので、汚れを落としてウェアの機能を低下させないようにしましょう。

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