#259臭いやカビを防止!スノーボードブーツの正しいメンテナンス方法
1.スノーボードブーツを長持ちさせるポイント
スノーボードブーツを長持ちさせるポイントは、滑り終わったらしっかりと乾かしておくことです。濡れている状態で放置しておくと雑菌が繁殖してしまい、「カビの発生」「悪臭」の原因となります。 スノーボード後の濡れたブーツは、少しでも早く乾かすように気をつけましょう。
ただし、ブーツの素材によっては革や樹脂で作られているブーツもありますので、暖房器具の前に置いて乾かすのは注意が必要です。熱に弱い素材で作られているブーツの場合、あっという間にブーツがダメになってしまいます。 暖房器具に当てて乾かしたい時には、熱が当たりすぎないように離れた場所で乾かすようにしておきましょう。
2.スノーボードブーツの乾かし方
スノーボードを終えたらブーツを脱ぎ、軽くぶつけるようにして、表面の雪・水を落としていきます。次に、ブーツを分解します。意外と知らない人が多いのですが、スノーボードのブーツはインナー、インソール、アウターの3つに分解できます。この工程はとても大切で、分解せずに乾かすと、カビや臭いの原因になります。
もしインナーやインソールなどが湿っているようなら、乾燥を早めるため、タオルで水分を取ってください。また、インナーとアウターは型崩れしてしまうので、紐やワイヤーで軽く固定してください。固定後、湿気のない部屋で自然に乾燥させてください。
3.シーズンが終わった後のメンテナンス
スノーボーブーツはシーズン後の水洗いも大切です。水洗いにより、雑菌やカビ・イヤな臭いを取り除くことができます。ただし、素材やメーカーによっては水洗いをしない方がいいものもありますので、注意してください。
特にインナーが熱形成されている「サーモインナー」タイプだと、インナーが型崩れしてしまいますので、気を付けましょう。水洗いしても良いブーツの場合、バケツの中に常温の水を入れて中性洗剤を混ぜておきます。「アウター」「インナー」「インソール」に分解したブーツを順番に洗っていきます。
インソールの洗い方
バケツの中にインソールを入れて、手で優しくもみ洗いをしていきます。
汚れが落ちない時には、スポンジを使ってこすってあげると汚れが落としやすくなるはずです。また、インソールをごしごしとこすってしまうと、形が崩れてしまうので優しく洗うようにしておきましょう。汚れが落ちたらきちんとすすぎ、水気を切ってから陰干ししましょう。
インナーの洗い方
インナーを洗う時には、手で優しくもみ洗いをしていきます。
まずはインナーの外側を丁寧に洗います。外側を洗い終わったら、内側も丁寧に洗いましょう。インナーの内側は、スノーボードを行った後の汗でかなり汚れています。型崩れは起こさないように丁寧に洗いますが、汚れはしっかりと落としていきましょう。
インナーは型崩れしやすいので、力を入れないように洗ってください。洗い終わったら中の水分が残らないように、逆さまにして陰干しします。中の水分がある程度なくなったら、紐を結び通常の状態に戻して陰干ししましょう。逆さまにしたまま干し続けると型崩れを起こしてしまうので注意してください。
アウターの洗い方 アウターは素材によって洗い方が変わります。アウターが革でない場合は、インナーと同じように洗い、型崩れしないように干してください。アウターが革で作られている場合は、革の部分に水を付けないように気を付け、内側をスポンジで洗います。洗い終わったらタオルで拭き、インナーと同じように干してください。スノーボードブーツを洗った後、きちんと乾燥するまでは約1週間かかります。ブーツの中に水分が残っていたら、新聞紙を入れるとより早めに乾燥させることができます。
4.シーズンオフの保管方法・滑る前のメンテナンス
シーズンが終わったら、乾燥剤や新聞紙をブーツのインナーに入れて、型崩れしないように紐を軽く締めてから保管しておきましょう。スノーボードブーツを保管する時には、ブーツが入っていた箱を使用するのがおすすめです。スペースに無駄なくすっきり収納できます。箱の中で保管する際も乾燥材を使用しましょう。
5.まとめ
スノーボードブーツはシーズン中のメンテナンスだけではなく、シーズンオフの保管方法も大事です。滑った後だけではなく、保管時の方法も適切にチェックしてみてはいかがでしょうか。