キャンプの宝 ギア買い替えのヒントに。野遊びのコト深掘り対談!

第3回 有野実苑オーナー 鈴木章浩さん

<目次>

※このコンテンツは、トレファクスポーツオンライン買取店が提供しています。

03 今日、有野実苑の 木風が気持ちいい

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佐久間
愛着がわく道具といえば、有野実苑発の木製テーブルも販売されてますよね。
鈴木
今は品薄になってしまったんだけど、KOKAZEというブランドで木製テーブルやガス缶カバーを企画、販売しています。
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佐久間
ここまでの話の流れでいくと、道具へのこだわりがある鈴木社長ならば、そのテーブルにもこだわりがありますよね?
鈴木
そうだね(笑)
有野実苑がある山武市の「山武杉」を使ったテーブルです。せっかくいい素材があるのに衰退しつつある林業を目の当たりにして、これでなんとかできないかと考えて、地元の木工家具屋さんと一緒に作りました。
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佐久間
僕も使ってますが、かなり良いです。周りで使っている人からもかなり好評ですよ。
鈴木
ありがとう!木の特徴の1つでもあるし、このテーブルの特徴でもあるんだけど、2つとして同じ製品は存在しないんですよ。
佐久間
普通、工業製品って同じであることが条件ですよね。
鈴木
そう。だけど、これは杉材本体が持つ色味だったり、節の位置だったり、1つ1つの材がそれぞれ特色を持っていて、それを職人さんが手作業で作ってくれているから、本当に同じものはないんだ。
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佐久間
この節の感じが絶妙で好きです。
鈴木
そうそう。あとは、木製だと、味が出やすいんだよね。例えばバーナーで焦がしちゃったとか、コーヒーこぼしちゃったり。そういう1つひとつがキャンプの思い出で、使い込めば使い込むほど愛着が湧く道具になってほしいなって思う。
佐久間
なんだか田舎のばぁちゃん家の雰囲気ですね。
鈴木
そんなイメージかな。いろんな傷がついてるけど、それも思い出の1つで。
いつもそこにあって普段はあまり意識しないんだけど、ふとした時に「こいつすごいな」っていう。
佐久間
たまにオイルとか塗って、キレイにしてあげて。
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鈴木
そうだね。味がある道具ってのが年々好きになっているかな。
この前も新品でステンレス天板のテーブルを買ったんだけど、最初だからすごくキレイじゃん?でも、それがなんだか眩しくて、いきなりバーナーで炙っちゃたもんね(笑)
佐久間
いやいやいや!それはやりすぎですよ!(笑)
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鈴木
まぁそれは極端な例だけど(笑)
自分だけが使い込んだ愛着のある道具になってほしいというかね。
佐久間
極端過ぎますよ!(笑)
社長はレザーマンのマルチツールも使い込んでますよね。
鈴木
そうそう。これ。現場で20年間以上ガンガン使っているけど、全然壊れない。それでふっとした時に、「あぁナイフの切れ味が落ちてきたから、少し手入れするか」ってなるんだよね。
昔職人だったから、道具がないと仕事にならないということがあって、そこから道具への愛着とか手入れってのが自然と湧くようになったね。道具があると本当に助かるから。
KOKAZEもそういうキャンプ道具になってもらいたいな。
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佐久間
僕の中でKOKAZEテーブルはすでにそうなりつつあります。
有野実苑がある山武市っていいですよね、本当に。
鈴木
なかなか全国的には注目されないけれど。ここには美味しい野菜があって、それを食べられるレストランがなかったからキャンプ場と同じ敷地内にレストラン(ヴェルデューレ リッコ)も作って。
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佐久間
このレストランで食べる野菜は本当に美味しい。
※取材日にいただいたランチのコースメニュー 47

~ 前菜 ~ カボチャのポタージュや生春巻きなどに、バーニャカウダー。
味覚はもちろん、視覚からも新鮮野菜の彩りを

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~ パスタ ~ 彩り野菜のペペロンチーノ。
スパイスの柚子胡椒は、農園で採れた柚子を使いばぁちゃん達が手作りしたもの。
シャキシャキっとした野菜と、生麺パスタのマリアージュが美味

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~ デザート ~ みかんゼリー、有野実苑のブルーベリーを使ったアイス、パンプキンチーズケーキ。
もう一つの大地の恵み、果物の風味も多彩に

鈴木
そう。お肉や魚が美味しいレストランはたくさんあるけど、美味しい野菜のレストランってそんなに数は多くないから。この土地の魅力を使って、たくさんのキャンパーさんに来てもらいたいですね。
佐久間
ここにキャンプしにきたら食べるべし!超オススメです。
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鈴木
ありがとう(笑)
ここは、成田空港も近いから、最近は外国人のキャンパーさんの利用も増えてきているし、この有野実苑が観光の拠点の1つになってこの土地を楽しんでもらえるようにしていきたいという思いもあるかな。
佐久間
立地としては抜群。
鈴木
そう。これからのキャンプ場は地域と一体となって、周りの人を巻き込んでいくと面白くなるんじゃないのかなって思うんだ。
だから、うちは売店でも九十九里オーシャンビールという地ビールを販売したり、大木式というこの土地に古くから伝わる工法で作るソーセージを販売していたりね。
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佐久間
キャンプ場は、地域外の人を呼び込める貴重な場所ですよね。
鈴木
そうだね。もちろん地域の人も利用してくださっているんだけどね。
いずれにせよ、この山武市という地域をもっともっと盛り上げるために、有野実苑という場所を活かしていきたいなっと思ってます。
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佐久間
キャンプ場に、木製テーブルに、イタリアンレストランに。まだまだ有野実苑の進化は続きそうですね。
鈴木
最近は若いスタッフもたくさん手伝ってくれてて、次の世代の感性も伸ばしていく手伝いができればいいかなって。僕ももう子育てを終えて、50歳もみえてきたので。
佐久間
次なる目標は何ですか?
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鈴木
60代になったら、エアストリームを引っ張って日本全国を旅してみたいね。
佐久間
60代になっても本気の遊びですね(笑) ありがとうございました!!
※対談日:2018年3月5日
※対談場所:「有野実苑」(千葉県山武市。東京から車でのアクセスも良好。キャンプサイトとしての充実に加え、イタリアンレストランや露天風呂など、他にない個性的な“愉しみ”が集まったキャンプ場です。取材のご協力、ありがとうございました)
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先輩、僕もバーナーで炙りたくなる気持ち、
少しわかった気がします(笑)
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